次年度に向けたスポーツ活動における熱中症事故の防止について

スポーツ活動における熱中症事故の防止については本年も御協力をいただいたところですが、今夏の日本の平均気温は、これまでの記録を大幅に上回り、統計開始以降で最も高くなり、8月に国内の歴代最高気温となる41.8℃が観測されました。また、令和7年5月~9月までの熱中症による救急搬送人員は100,510人となり、調査された平成20年以降最多となりました。

こうした中、本年6月に「スポーツ活動中の熱中症予防ガイドブック」((公財)日本スポーツ協会)が改訂され、近年スポーツ活動中の身体冷却の有効性が認められるようになったことから、身体冷却をスポーツ活動中の熱中症予防5ヶ条へ入れる改訂等が行われました。また、先日募集が開始された「令和8年度スポーツ振興くじ助成金」((独)日本スポーツ振興センター)において、熱中症対策を目的とした施設の整備事業を助成対象とする変更が行われました。

暑い季節においても、適切な熱中症対策を講じながら運動・スポーツを継続して実施することは重要であり、貴課におかれましては、ぜひ次年度に向けて、上記のガイドブックや助成金も活用いただきながら、引き続き適切な対策・措置等を検討いただきますようお願いいたします。なお、域内の市区町村スポーツ主管課・スポーツ施設主管課等に対し、本事務連絡の内容について周知くださいますよう併せてお願いいたします。

【参考】

本件担当